うーしまのブログ

日々の備忘録を綴ります

静岡旅行①

題名の通り、静岡に弾丸で行ってきましたので、ブログを更新します〜

 

旅行の目的は、イギリスに社費で留学していた頃に現地で出逢ったホテル経営者のMさんに会いにいくこと。前々から予定していた訳ではなく、思い立って行ってきました。

 

最近の自分はというと、何をやりたいのかキャリアゴールとは何かあゝ人生、みたいな、答えのない問を考える中で堂々めぐりをしていました。そんな時、イギリスで出逢ったMさんのことを思い出し連絡を取ったことが弾丸旅行のきっかけとなりました。20代も半ばに差し掛かってくると、ぼんやりと人生が見えてくるような感覚に陥り、このままで良いのかという思いが沸々と湧き上がってきます。持論として30代以降は、20代の貯金で仕事をしていくことになると思っているので、軌道修正をかけるには、このタイミングしかないと思っています。

 

ここでMさんについて、少し触れておきたいと思います。Mさんは、旅館の女将でありながら書道の腕前はプロ(一流企業から指名を受けるレベルのクラス)中のプロです。イギリスには2ヶ月しかいなかったのですが、Mさんとはお二人のご子息のお話、旦那さんの家(現在の旅館)に嫁いでからの苦労、日本の若者のこれからといった身近な話題から世界情勢の話題についてお話することが多く、意見を求められた際には、等身大の考えを述べさせて頂きました。

自分自身のこれからについて、逡巡している時、Mさんからある本を勧められました。

 

やりたいことは全部やれ! (講談社文庫)

やりたいことは全部やれ! (講談社文庫)

 

 

大前研一氏の「やりたいことは全部やれ!」です。元々Mさんと意気投合したのも、氏の低欲望社会という本がきっかけでした。というのも、Mさんは氏と一緒に旅行したりランチミーティングをしたりする仲でいらっしゃるので当然と言えば当然だったのかもしれません。

 

低欲望社会  「大志なき時代」の新・国富論

低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論

 

 

 

 

この本は、人生は長いようで気付いた時には、体力も気力も消耗しており、結局できないまま人生を終えてしまうよりは、やりたいことをやろうという趣旨の本です。

 

この本の中で最も心に残っている一節は、やりたい時がやるべき時というものです。

 

これは、私の数少ない自慢の一つなのですが、これまでの人生において後悔している意思決定は何一つありません。自身の見立てが甘く大変な失敗をしたり、思ったような成果が出ないことで落ちこんだりすることは何度もありました。しかし、上手くいくことよりもそうでないことの方が多いのが人生なのではないでしょうか。上手くいかない時に、今回の経験をどうやって次に生かすかを考えることで失敗にはしない、させないという思いで生きてきました。心さえ折れなければ不死身、何度でも立て直せるという思いがいつでも自分を奮い立たせてくれました。

 

これは、3年前の記事にも書いていたことですが、自分を形作るのは

  1. 環境
  2. 時間

の3つだと思っておりまして、今もこの考えは変わっていません。

 

どんな環境で、誰と、何に情熱を燃やすのか。

 

 

 

しかし、人の巡り合わせと残酷なもので、出逢いは選べないのです。

 

この人ともっと分り合いたい、話したいという気持ちを共有できる人に後何人出逢えるのか。そんなことを考えていたら、いつの間にか、東京駅で静岡行きのチケットを購入している自分がいました。

 

そろそろ静岡駅に到着です。

 

うーしま